研修
研修について
1. 国際感染症対策 WHO GOARN派遣人材育成研修
GOARN(Global Outbreak Alert and Response Network)は、世界保健機関(WHO)やパートナー機関により設立されたエボラ出血熱等の国際感染症の危機発生時に世界屈指の感染症対策チームを迅速に派遣・運営する国際的な枠組みです。GOARNミッションへの派遣には、GOARN研修の修了や国際的なアウトブレイク対応の経験が重視されています。そこで、国際感染症センターは、2019年度よりWHOの協力を得て、GOARN研修 (GOARN Tier 1.5 Training Workshop)を毎年日本で開催し、2022年11月17日には4回目となる研修が感染症専門家36名を対象に実施されました。今後は国際感染症危機管理対応推進センターが責務を担い、GOARN関連研修の提供を計画していきます。
2. 危機管理対策研修
国内の感染症関連専門家が海外で安全に活動できるよう「危機管理対策研修」を提供し、専門家自身が身を守るための安全管理上の知識や視点、技術を身に着け、安全意識を醸成していきます。また、海外で遭遇し得るリスクに関しての認識を深めるとともに、実技訓練を通して、より実践的なセルフディフェンス技術を習得させ、万が一の場合に活用できるような心構えを養います。
3.国際感染症リスク評価研修
感染症関連専門家が、感染症の初動調査としての情報収集や分析の手法を習得し、知識の向上を目指すとともに、その情報源の信ぴょう性の精査・評価を行えるよう本研修を実施します。また、感染症のアセスメント方法についても学んでもらいます。研修には、外部の疫学専門家を迎え、リスク評価概要とリスク評価の方法論の講義、そして、机上訓練を行います。