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イタリアのラザロ・スパランツァーニ国立感染症研究所の医師がNCGMを訪問しました

2025年4月10日

 2025年2月18日、イタリア・ローマのラザロ・スパランツァーニ国立感染症研究所(INMI; Istituto Nazionale per le Malattie Infettive)から、新興・再興感染症疫学ユニット長であるDr. Francesco VairoがNCGMを訪問しました。
 イタリアINMIは、感染症分野に特化して運営されている公的な研究機関であり、基礎、臨床、疫学研究を行うとともに、約300床の臨床施設も有しており、感染症に関する診断、治療、予防のあらゆる機能も担っています。エボラウイルス病をはじめとするウイルス性出血熱を含む新興・再興感染症に対する、国際医療搬送や隔離予防策にも非常に長けており、WHOや欧州CDC、その他多くの海外の政府関連機関とも強固なネットワークを築いています。
 Dr. Vairoは来訪時、秋山裕太郎医師の案内のもと、NCGMの新感染症病棟を視察しました。その後、大曲貴夫医師、氏家無限医師、森岡慎一郎医師、松澤幸正医師らと、新興・再興感染症への準備・対応体制についてのお互いの知見や経験を共有し、今後の連携の可能性について協議を行いました。
 DCC/GICは、今後もイタリアINMIとのパートナーシップを強化し、新たな感染症の発生に備え、世界の健康安全保障に貢献してまいります。