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「2023年度 危機管理対策研修」が開催されました。

2024年3月22日

「2023年度 危機管理対策研修」実施報告

“海外でのミッションを安全に遂行するために”

~Risk Awareness, Self-Defense and Safety Building Training on Deployment(RADS)~

 

 国際感染症危機管理対応推進センター(GIC)では、感染症専門家を対象に、セキュリティ専門家を講師とした「危機管理対策研修」を実施し、海外で安全に業務を遂行できるよう支援を行っています。

 2023年12月16日(土)に行われた本研修では33名が参加し、いかなる国でも予期せぬ緊急事態に巻き込まれる可能性があることを念頭に、一般犯罪、交通事故、災害・テロなどの実際に発生した事例を基に、注意点、心構え、対処方法について講義と実演が行われました。特に、テロや無差別攻撃などを踏まえた自己防衛演習は実践的で、緊迫した中で参加者が真剣に取り組む姿勢が見られました。質疑応答では、現地での安全管理方法に関する切実な質問が挙げられ、講師からは経験談を交えて考え方や対応策の提案がありました。今年度も受講者から高評価をいただき、安全管理の確認を目的とした再受講の要望が寄せられました。

 安全対策の知識と自己防衛技術を持ち、海外での業務をより安全に遂行できる感染症専門家の育成を目指し、引き続き本研修を実施していきます。

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手首をつかまれた際の対応方法を実演
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爆発物へのセルフディフェンス