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ドイツ ベルリンのWHO GOARN Tier 3.0リーダーシップ研修に参加

2023年12月4日

 NCGM/DCCでは、WHO、厚生労働省、日本国内のパートナー機関と協働のもと、GOARN(Global Outbreak Alert Response Network)Tier 1.5ワークショップを2019年より毎年開催し、日本における感染症人材育成に貢献してきました。
 今回、2023年9月18日~22日、ドイツ ベルリンで開催された、経験豊富な公衆衛生アウトブレイク担当者向けの第1回GOARN Tier 3.0 Outbreak Response Leadership Training Programmeに、国際感染症危機管理対応推進センター 松澤幸正運営室長が参加いたしました。同研修は、WHOパートナーシップのもと、ドイツのRobert Koch研究所が主催する、公衆衛生アウトブレイク対応のためのリーダーシップを教育するための5日間のプログラムで、WHOの全地域(コンゴ民主共和国、セネガル、ウガンダ、中央アフリカ共和国、ブルキナファソ、ヨルダン、パキスタン、チュニジア、ドイツ、モルドバ、オランダ、ポルトガル、イギリス、スウェーデン、ブラジル、パナマ、米国、ナイジェリア、ネパール、バングラデシュ、オーストラリア、フィリピン、日本)から計23名が参集しました。
 この5日間の対面式トレーニングでは、各国の経験豊富な公衆衛生アウトブレイク対応者が、公衆衛生緊急時に影響力を持ち、信頼されるリーダーとなれるよう、個人および集団におけるリーダーシップ・スキルを強化することを目的として行われました。トレーニングの中で、参加者は、高度な状況認識能力、相反する事象の解決方法、境界を越えて主要なステークホルダーと信頼関係を構築する技術、集団での意思決定に影響を与える方法など、リーダシップとしての考え方や実践スキルを開発しました。また、5日間にわたる研修の中では、数多くのグループワークがあり、チームビルディングの重要性を実感しながら、各国の公衆衛生リーダーとのより強固なネットワーキングを形成することができ、今後の更なる国際連携・国際貢献に資する大変良い機会となりました。
 今後も、WHO、厚生労働省、国内外のパートナー機関とともに、国際連携・支援、感染症人材育成に貢献してまいります。

ロベルト・コッホの胸像の前で
WHO西太平洋地域からのほか参加者と