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韓国使節団がNCGMを訪問

2023年10月5日

 2023年10月5日(木)、韓国の国立ソウル大学ブンタン病院(SNUBH; Seoul National University Bundang Hospital)、国⽴中央医療院(NMC: National Medical Center)、韓国疾病管理庁(KDCA; Korean Disease Control and Prevention Agency)からの使節団5名が、国際感染症センター(DCC; Disease Control and prevention Center)を来訪し、日本の新興・再興感染症対策や取り組みについての紹介・視察、及び情報・意見交換を行いました。また、國土理事長への表敬も行いました。
 会議では、SNUBH、NCGMの相互紹介、「韓国のCOVID-19振り返りと医療システムの変遷」について講演を伺うとともに、大曲貴夫DCCセンター長より「日本におけるCOVID-19の振り返りと今後の新興・再興感染症対策」、秋山裕太郎医師より「感染症専門家への訓練・教育」、守山祐樹医師より「国内の感染症臨床施設間における連携」、齋藤翔医師より「COVID-19パンデミック時における臨床研究」についてそれぞれ講演を行い、国際感染症危機管理対応推進センター(GIC; Global outbreak Intelligence,capacity building and deployment coordination Center)長の氏家無限医師も参加し、GIC運営室長の松澤幸正医師の司会のもと、各々のトピックに対して大変活発な議論が繰り広げられました。
 また、救急外来、及び国際感染症センター新感染症病棟にて、野本英俊医師の案内・解説のもと、患者搬送の動線・手段・手順、ならびに新感染症病棟設備等の視察をしました。本訪問では、新興・再興感染症対策において、韓国と日本双方の臨床施設、ならびに感染症専門家に多くの共通の経験・課題があることがわかり、今後の更なる連携協力の重要性が改めて確認されました。

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